その事業計画書、「ダサい」まま出してませんか?|指定管理者・PFI事業者のCanva術
その事業計画書、なんとなくダサいまま出していませんか。指定管理者・PFI事業者の多くがデザインで損をしています。外注せず、社員の手でオシャレに。Canvaでデザインの悩みを解決する方法を実践解説します。
公開日2026/06/06
目次
その事業計画書、「ダサい」まま出してませんか?|指定管理者・PFI事業者のCanva術
指定管理者・PFI事業者のみなさん、こんにちは。
指定管理者制度AI編集長のヤマザキです。
正直に聞きます。
あなたの事業計画書、なんとなく「ダサい」まま出していませんか。
中身は悪くない。むしろ現場をよく知っている自負もある。
でも、いざ書類にすると、なぜか野暮ったい。
WordやPowerPointで頑張って整えても、どこか手づくり感が抜けない。
かといって、デザインを外注すればお金がかかる。
何十万円も払って、それでプロポーザルに負けたら――しんどいですよね。
その悩み、Canvaで解決できます。外注せず、今いるメンバーの手で、しかもオシャレに。
今日はその方法を、手を動かせるレベルまで具体的にお伝えします。
この記事でわかること
- なぜ事業計画書づくりにCanvaが向いているのか
- Word・PowerPointと比べた優位点
- Canva Proにすると何が変わるのか
- A4縦テンプレートを使った具体的な作成手順
- 自治体カラーへの合わせ方(「カラーのみを適用」の使い方)
結論:事業計画書は「選んで・埋めて・色を合わせる」だけ
先に結論からお伝えします。
事業計画書づくりに、デザインの腕は要りません。
Canvaは、見た目という土俵を平らにしてくれるツールです。
プロが設計したテンプレートを選び、中身を差し替え、配色を整える。
この3つだけで、提出に耐える体裁の事業計画書ができあがります。
レイアウトに悩む時間は、限りなくゼロに近づきます。
"ダサい"事業計画書ともおさらばの時代が来ました。
そもそもCanvaとは
Canvaは、ブラウザ上で動くデザインツールです。
インストール不要で、無料アカウントでもすぐに使い始められます。
最大の特徴は、テンプレートの豊富さ。
プロがつくった雛形を選んで、文字や写真を差し替えるだけで、それらしい仕上がりになります。
デザインの知識がなくても、「選ぶ」だけで成立するのがCanvaの強みです。
なぜWord・PowerPointより書きやすいのか
理由は4つあります。
レイアウトが崩れない。
Wordのように、一文字加えただけで全体がズレることがありません。
文字も図も画像も、それぞれが独立した「要素」として自由に配置できます。
表紙・図解・グラフが直感的につくれる。
ドラッグ&ドロップで配置でき、見栄えのする図解素材も最初から大量に用意されています。
共有・共同編集が速い。
URLひとつで共有でき、複数人で同時に編集できます。
共同事業体(JV)で計画書をつくるときに効いてきます。
テンプレートの質と量が段違い。
「これをベースに書けばいい」という出発点が、最初から用意されています。
白紙から始める負担がありません。
Canva Proにすると、さらにラクになる
無料版でも十分に戦えますが、有料版のCanva Proにすると、使える素材・フォント・テンプレートが大きく広がります。
ブランドカラーをまとめて管理する機能なども使えるようになります。
ただ、今日お伝えする「自治体カラーへの合わせ方」は、有料機能を使わなくても完結します。
設定不要で今すぐできる方法を、次の手順で紹介します。
【本編】実際の作り方
ここからが本題です。4つのステップで進めます。
ステップ1:A4縦のテンプレートを選ぶ
Canvaを開いたら、ホームの検索窓の下のアイコンが横にならんでいるところに注目してください。
「もっと見る」をクリックします。
下のような画面が出てくるので、さらに「もっと見る」で検索すると、A4縦のテンプレート
てくるので、選びます。
事業計画書は縦長レイアウトが基本です。
まずはA4縦のものから探して選んでください。
A4縦もいくつかデザインパターンがありますが、あとで修正が可能ですので、なんでもいいので選んでください。
ステップ2:テンプレートをもとに中身を書く
A4縦の文書を選んだら下のような状態となります。
ここで画面左にあるメニュー欄からテンプレートをクリックします。
テンプレートが開いたら、たくさんのデザインテンプレートのサンプルが出てきます。
きれいなデザインのテンプレートがたくさんが出てきます!!
私は年額12000円の課金をしているので、とんでもない量を使うことができます。
その中から好きなものを選択してください。
あとは見出しや本文を、自分の事業計画の中身に差し替えていくだけで完成です。
写真やイラストもサイト内に充実しているので、インターネットからフリー素材を探してきたり、わざわざ作成する必要もありません。
表やグラフもエクセルやパワーポイント以上にデザイン的に洗練されたかたちで作成可能です。
もちろん、テンプレートからのフォントやデザインも自由に変更可能です。
あらゆる操作が直感的にできるので、レイアウトやデザインを気にせず、中身に集中できるのがCanvaの良いところです。
ステップ3:自治体カラーに近い配色のテンプレートを探す
事業計画書では、提出先の自治体カラーに寄せると印象が良くなることがあります。
ここで一工夫。
最初から自治体っぽい配色を持っているテンプレートを、別途探しておきます。
たとえば緑基調の自治体なら、緑系の配色のテンプレートを見つけておく、という具合です。
テンプレートのカラーやフォント、使用シーンも解説してくれていますので、参考にしてください。
ステップ4:「スタイルをページに適用」で好きなデザインのカラーを変える
テンプレートを探しているときに、オブジェクトの配置やデザインは気に入っているのに、カラーが合わない。
そんなときあると思います。
その場合は、テンプレートでまず、「オブジェクトの配置やデザインが気に入っているシート」を選びます。
ここがポイントです。
そのシートを選んでいる状態で、気に入った配色のテンプレートにカーソルをあててください。
すると、テンプレート画像の右上「…」(3点リーダー)が出てきます。
そこをクリックすると、適用方法が選べます。
ここでは選択したページごとスタイルを変更したいので、スタイルをページに適用をクリックしてください。
一発でスタイルが変わりました。
文章を書き直す必要はありませんので、あとから変更もOK。
しかも配色パターンもシャッフルで複数提示してくれるので、いくつかのパターンから選択可能です。
狙った自治体カラーや施設のトンマナに合わせることが可能です。
「テキストのみ」「カラーのみ」という変更の仕方もできますので、細かな変更も可能になってます。
このあたりのCanvaの機能性は本当にすばらしいです。
実際に書いてみると、こんな感じ
実際にこの手順で仕上げた事業計画書がこちらです。
先日、ファーストドラフトを作成した千代田区立図書館の事業計画書で作成してみました。
WordやPowerpointで苦戦していたデザインが、Canva余裕で解決!
しかも文字も崩れない。
一度この体験をすると、もうWordの罫線格闘には戻れません。
編集長の視点:器が整ったあとに、問われるもの
先日、昔の事業計画書を見返しました。
正直に告白すると、かなりダサくて自分で自分にひいてしまいました。(笑)
中身には自信があった。でも見た目が追いつかない。
Canvaを使うようになって、ようやく中身と見た目が釣り合った。
あのモヤモヤから解放されたときは、本当にラクになりました。
でも、ここで立ち止まって考えてみてください。
Canvaで、デザインはデザイナーいらずになりました。
AIで、文章はコンサルいらずになりつつあります。
つまり、提案書の「お化粧」の部分は、もう誰でも一定品質に届く時代です。
これは、いいことばかりではありません。
お化粧で隠せていたものが、隠せなくなるということでもあるからです。
見た目が平らになり、文章が平らになったあと、むき出しで問われるのは何か。
企業としての運営力です。(繰り返しこの発言ばかりで申し訳ないです。が、やっぱり本質だと思いまして。。。)
この施設を本当に良くできるのかという、本質です。
皮肉な話だと思いませんか。
AIというデジタルの魔法が進めば進むほど、勝負どころは、AIに代替できない場所へ移っていく。
現場で集めた利用者の生の声。
地域と積み重ねた関係。
この施設をどうしたいかという、あなた自身の熱量。
デジタルの力が、私たちをもう一度、人間力が問われる世界へと連れ戻してくれた。
私はそう感じています。
AIやCanvaは、あくまで器です。
その器に何を盛るかは、現場を知るあなたにしか決められません。
見た目の作業から解放された時間を、ぜひ本質を磨くことに使ってください。
まとめ
最後に、今日の要点を3つだけ。
- 事業計画書は、A4縦テンプレートを「選んで・埋める」だけでつくれる
- 自治体カラーは「カラーのみを適用」、レイアウト流用は「テキストのみを適用」で使い分ける
- 見た目が平らになる時代だからこそ、差がつくのは現場で集めた中身
「ダサいまま出す」のは、今日で終わりにしましょう。
まずは、表紙の1ページだけでも、Canvaで開いてみてください。
「これならできそう」が、最初の一歩になります。
ヤマザキ編集長

指定管理者制度に携わる皆様の業務効率化と採択率向上をサポートする記事をお届けしています。
ヤマザキは2004年から大学で指定管理者制度を研究し、
2010年からの10年間は、指定管理/PFI/PPPのコンペや運営現場の最前線に立ち続けてきました。
その後はスタートアップとの協業や出資、ハッカソンも数多く主催。「現場」と「未来」双方の知見を活かした情報発信を行っています。
その経験をもとにした本サービス「指定管理者制度AI」では、実際にAIを活用した提案書・企画書作成サービスを展開。 豊富な採択事例データベースと高度な自然言語処理技術により、要点整理から文書構成の最適化まで包括的にサポートします。
自治体要件の読み取り、競合分析、予算計画の策定など、指定管理者応募に必要な業務を効率化し、 質の高い提案資料を短時間で作成できる専門AIツールを提供しています。