
【実物公開】AIで作った指定管理者事業計画書|まちなかリビング北千里(吹田市)編
AIで指定管理者事業計画書はどこまで書ける?吹田市の複合施設「まちなかリビング北千里」を題材に、NotebookLM・Canva・画像生成AIで2日で作成した実物を無料公開。指定管理者・PFI事業者必見の「事業計画書 AI活用」の現在地。
公開日2026/08/03
目次
こんにちは、指定管理者制度AI編集長のヤマザキです。
「事業計画書、また今年も書くのか……」
公募のシーズンが来るたびに、そうつぶやいている指定管理者・PFI事業者のみなさん、いませんか。
募集要項をダウンロードして、仕様書を印刷して、過去の計画書を引っ張り出して、なんか使えるところないか?と、調べて。。。
気づけば深夜、まだ「管理運営の基本方針」の1ページ目。
あの重たい気持ち、私もよく知っています。
さて、恒例のAI事業計画書シリーズ。
今回作成した事業計画書は、吹田市の複合施設「まちなかリビング北千里」です。
今回も完成した実物をそのまま公開します。 「AIで事業計画書は、いまどのレベルまで書けるのか」。 その現在地を、言葉ではなくモノでお見せします。
※全文ダウンロードは最下部です。
この記事でわかること
- AIで作った指定管理者事業計画書の「実物」(無料ダウンロードあり)
- 使用したAIツール3つと、それぞれの役割分担
- 複合施設(児童センター×公民館×図書館)の計画書づくりで苦労したポイント
- 作成にかかったリアルな時間と、その内訳
- 指定管理者・PFI事業者が明日から真似できるヒント
結論:AIを使えば「2日」で複合施設の事業計画書がここまで書ける
先に結論です。
複合施設の指定管理者事業計画書が、AI活用で約2日で形になりました。
正直に言うと、「2日もかかってしまった」というのが私の実感です。 単一施設ならもっと速い。 でも、今回の対象は児童センター・公民館・図書館という性格の異なる3施設を一体運営する複合施設。 それでも従来の「何週間もかけて書く」世界からすれば、大幅な短縮です。
今回の対象案件:まちなかリビング北千里(吹田市)
対象は、吹田市が現在公募中の案件です。
- 施設:吹田市立北千里児童センター・吹田市北千里地区公民館・吹田市立北千里図書館(建物名称:まちなかリビング北千里)
- 指定期間:令和9年(2027年)4月1日〜令和14年(2032年)3月31日の5年間
- 募集要項公表:令和8年6月17日
小学校跡地に3施設を一体整備した、いま全国で増えている「複合型」の典型例。 非常に注目度の高い先進性のある案件です。
▼募集情報はこちら(吹田市公式) まちながリビング北千里 指定管理者募集ページ
※本記事の計画書は、質問回答が出そろう前の情報で作成しています。不足情報も多い段階のものなので、あくまで「AI活用の現在地」の参考としてご覧ください。
使ったツールは3つ
| 役割 | ツール |
|---|---|
| 全体デザイン | Canva |
| 文章構成 | NotebookLM |
| 画像生成 | GPT5.6-Sol |
役割分担はシンプルです。
- NotebookLMに募集要項・管理運営基準・特記仕様書を読み込ませ、施設の設置目的や評価項目を整理しながら文章の骨格をつくる
- GPT5.6-Solで、施設イメージや事業イメージのビジュアルを生成する
- Canvaで全体をデザインし、「読ませる計画書」に仕上げる
「AIに丸投げ」ではなく、AIごとに得意分野を割り振る。これが現時点での最適解だと感じています。
なぜ2日かかったのか:複合施設ならではの3つの壁
「AIを使えば一瞬でしょ?」と思われるかもしれません。 ただ、今回はそう簡単にはいきませんでした。 シリーズをやってきた中でも、複合施設ならではの手強さがありました。
壁1:とにかく量が多い
児童センター・公民館・図書館。それぞれに仕様書があり、それぞれに設置目的があり、それぞれに求められる事業があります。 実際、完成した計画書には、児童センターの年間行事計画(月別12本)、週間行事計画(曜日別7本)、幼児教室の実施計画、自主事業3本、施設維持管理の年間作業計画表……と、表モノだけでも相当な分量になりました。 1施設分の計画書を3つ書くのに近いボリューム。 AIが下書きを出してくれても、読んで、確認して、直す時間は人間の仕事です。
壁2:事業や方針の「書き方」が複雑
複合施設の面白さであり難しさは、「3施設をどう連携させるか」にあります。 今回の計画書では、図書館で「調べる」→公民館で「作る」→児童センターで「遊ぶ」という3機能横断の探究プログラムや、公民館のシニアサークルの知恵を児童センターの遊びに還元する循環の仕組みを軸に据えました。 単独施設の計画書とは違う「一体運営の物語」を描く必要があり、ここはAIに指示を出す側の設計力が問われました。
もうひとつ効いたのが、地域分析です。 募集要項や参考資料をNotebookLMに読み込ませると、古江台地区が「千里ニュータウン第一世代のシニア層」と「再開発で流入した子育て世代」の二層構造になっているという特性が浮かび上がってきます。 この分析を運営理念から個別事業まで一貫して貫くことで、計画書全体に背骨が通りました。
壁3:Canvaは美しい。でも時間がかかる
デザイン性を上げるためにCanvaを使いましたが、正直、作業時間はかなり取られました。 それでも、審査員が何十冊も読む計画書の山の中で「手に取って読みたくなる一冊」にする価値は捨てられない。 デザインと時間のトレードオフは、今後も向き合い続けるテーマです。
私が深夜のCanva画面の前で思ったこと
作業2日目の夜、Canvaの画面とにらめっこしながら、ふと思ったんです。
このシリーズを重ねるたびに、AIでできる範囲が着実に広がっている、と。
かつての事業計画書づくりは、Wordの白い画面と孤独に向き合う作業でした。 書いては消し、上司に赤を入れられ、また書き直す。 それが今は、AIと「壁打ち」しながら進められる。 文章の骨格はNotebookLMが支え、ビジュアルはGPT5.6-Solが数分で出してくれる。
もちろん、まだ完璧ではありません。 でも確実に言えるのは、「書けなくて手が止まる時間」が劇的に減ったということ。 あの深夜の孤独が、少しだけ軽くなる。 それだけでも、AIを使う価値はあると私は思います。
完成した事業計画書の中身を少しだけ
今回の計画書は、架空の運営会社「株式会社ヤマザキ」が応募するという想定で作成しています。 中身を少しだけご紹介すると――
- 運営理念:「いつも、この場所から、10年先のワクワクを。」というキャッチコピーを軸に、施設全体を地域の「もう一つのリビング」と再定義
- 各事業に「So What?(市民へのベネフィット)」を明記:施策の羅列で終わらせず、「それで市民に何が起きるのか」を毎回言い切る構成
- 評価項目への対応:公表されている選定基準や既存の評価シートで指摘されている運営課題(開館直後の窓口対応など)を課題認識として拾い、解決策とセットで提示
「AIっぽい薄い文章」を想像していた方ほど、驚かれると思います。
まとめ:AIは「書けない夜」を減らしてくれる
最後に、今回のポイントをまとめます。
- 複合施設(児童センター×公民館×図書館)の事業計画書が、AI活用で約2日で完成
- ツールは役割分担:文章構成はNotebookLM、デザインはCanva、画像はGPT5.6-Sol
- 複合施設は「量」と「一体運営の描き方」が壁。地域分析を背骨に通すのは人間の設計力
- 各事業に「So What?(市民へのベネフィット)」を明記する構成で、施策の羅列を回避
- Canvaのデザイン性は時間と引き換え。それでも捨てられない価値がある
- 実物は無料DL可。制作プロセス編は来週公開
指定管理者・PFIの世界で、事業計画書に悩むすべての方へ。
AIは、あなたの代わりに考えてはくれません。でも、あなたが「書けない夜」を、確実に減らしてくれます。
まずは実物を見て、「ここまで来ているのか」を体感してください。 その一歩が、次の公募での大きな差になります。
全文ダウンロードはこちら
繰り返しになりますが、質問回答前の情報で作った参考版です。 それでも「AIを使った指定管理事業計画書の現在地」は、十分に感じ取っていただけるはずです。
そして、「実際にどう作ったのか」の制作プロセス編は、来週公開します。 NotebookLMへの資料の読み込ませ方、Canvaでのレイアウトの組み方など、手を動かせるレベルで解説する予定です。 お楽しみに。
AI+Canvaで作り上げた指定管理者事業計画書【全47ページ】
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資料に含まれる内容
- Canva採用でデザイン品質が大幅向上
- 総作業時間 約2日で完成
- AIで生成した図解・画像を多数収録
- 完成版を掲載
- PDF、47ページ
- 利用制限問わず
最後にお知らせです
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ヤマザキは2004年から大学で指定管理者制度を研究し、
2010年からの10年間は、指定管理/PFI/PPPのコンペや運営現場の最前線に立ち続けてきました。
その後はスタートアップとの協業や出資、ハッカソンも数多く主催。「現場」と「未来」双方の知見を活かした情報発信を行っています。
その経験をもとにした本サービス「指定管理者制度AI」では、実際にAIを活用した提案書・企画書作成サービスを展開。 豊富な採択事例データベースと高度な自然言語処理技術により、要点整理から文書構成の最適化まで包括的にサポートします。
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