
【保存版】評価される事業計画書とは? 極意その4 「 読みやすさ・わかりやすさが命!」それ、AIが得意です!
指定管理者の事業計画書で高評価を得るには、読みやすさ・わかりやすさが命。ビジュアル活用やAI文章生成だけでなく、5W1H+How much、短文表現、適切なフォント設計など基本技術を徹底解説。AIと人の役割分担で審査員に“伝わる”提案書を作り、選ばれる企業へ。明日から即実践できる構成とポイントを紹介します。
公開日2025/07/11
更新日2025/07/24
目次
こんにちは、ヤマザキです。
本記事は、評価される事業計画書8つの法則シリーズ第4回。 今回は**「読みやすさ・わかりやすさ」**について徹底的に解説します。
🎯 この記事が刺さるのはこんな方!
- 審査員コメントで「表現が分かりにくい」とよく書かれてしまう
- 図表やCGを入れ始めたが、まだ手応えがない
- 「AIで作れば勝てる」と思っていたが、成果が出ず悩んでいる
✨ 読み終わる頃には…
- 審査員が一読で理解できる表現技術が身につく
- 最新ツール×伝わる文章の活かし方がわかる
- 明日からAIに指示する時の**“伝わる文章の型”**が頭に入る
💡 そもそも“読みやすさ・わかりやすさ”とは何か?
評価の高い事業計画書には共通点があります。 それは、
✅ 書かれていることが一瞬で理解できる
ということ。
忙しい審査員は、すべてを熟読しません。 サマリーを斜め読みして判断する人も多く、パッと見で意味が伝わることが超重要です。
📚 他社の事業提案書から学ぼう
指定管理やPFIなど、PPP事業に関する事業提案書は、 多くの自治体HPで公開されています。
これらは勝ち抜いた計画書の宝庫。 ぜひ定期的にチェックして、表現や構成を学びましょう。
ただし、丸パクリ厳禁。 すぐバレるし、そんな勝ち方をしても事業開始後に困るだけです。
🖼️ 文字からビジュアルへ
◆ ビジュアル化が当たり前の時代に
世界的に、文字からビジュアル・動画へと コミュニケーション手段が変化しています。
公共施設ビジネスでは、誤解なく正確に伝えるために文字中心が主流ですが、
✅ 図表や写真、CGの活用 ✅ 一目で内容がわかるデザイン
が標準になりつつあります。
◆ なぜビジュアル化が重要なのか?
- 図表やCGは感情に訴求できる
- 一読で全体像がつかめる
- 審査員の脳の認知負荷が下がる
- “わかってる感”“信頼感”を演出できる
🚀 最新ツール活用例
今やAI・デザインツールの進化で、 誰でもプロレベルのビジュアル資料が作れる時代です。
◾️ 3DCG・ドローン・生成AI
3DCG
iPhoneでも簡易スキャンが可能。外注コスト不要。 施設内の再現モデルを作って提案書に挿入すれば、説得力が一段と上がります。
ドローン
空撮で施設全景や周辺環境を示せば、圧倒的説得力。 ドローン外注もコストが下がり、操縦も簡単になってきました。
生成AI(Midjourney, DALL-Eなど)
- 4コマ漫画
- イメージパース
- ショートムービー
もAIで生成可能。 コンセプト説明やビジョン表現に最適です。
NapkinAI, Canva
文章→図形化→デザイン整形までワンクリック。 レビューや修正ループが減り、作業時間を大幅短縮できます。
🤔 とはいえ、AIだけで完結しない理由
◆ AIは論理と構造に強いが“感情”は苦手
AIは構造化や論理展開が得意ですが、 「感情に刺さる表現」「ニュアンス調整」は苦手です。
最終判断は人間が行い、 読み手の立場で整えることが必要不可欠です。
📝 読みやすさ・わかりやすさの基礎
◆ とはいえ、やはり“文章力”が最重要
ここまでビジュアルやAIツール活用の話をしてきましたが、 まだまだ事業計画書の基礎は文章です。
どれだけ画像や動画を挟んでも、 最後に勝敗を分けるのは**「文章で伝える力」**。
文章をわかりやすくすることは、 指定管理提案書で勝つための基本技術であり、 どの時代でも変わらない最重要スキルです。
◆ 5W1H + How much
公共事業では、
- Who
- What
- When
- Where
- Why
- How
に加えて、
✅ How much(費用感)
を明確に書くと、読み手(審査員・行政担当者)が 予算感や実現可能性を瞬時に把握できるため、評価が高まります。
◆ その他、読みやすさの基本
✅ 平易な文章表現 ✅ ひとつの文を短く ✅ タイトル・小見出しで流れを作る ✅ 句点・読点を的確に入れる ✅ ひらがなを増やし柔らかい印象に ✅ 「です・ます調」が基本
◆ フォント・デザイン面
- 本文: 明朝体(MS明朝、游明朝)
- 見出し: ゴシック体 or 太字
- 重要箇所: ゴシック体 + 太字
- サイズ: 10pt〜12pt
- 行間: 1.2〜1.5倍程度でゆとりを
- 文字化け防止: 環境依存文字は避ける
※発注自治体によって指定フォントがある場合もあるので要確認。
🧠 AIと読みやすさの相性は抜群
AIは、
✅ 構造化(論理展開) ✅ 箇条書き生成 ✅ タイトル案出し ✅ マークダウン出力
が超得意。
逆に、
❌ 行間を読むニュアンス調整 ❌ 審査員に刺さる言葉選び ❌ “現場の匂い”を感じる文
はまだ苦手です。
◆ AIに指示するコツ
- 評価基準を伝える
「指定管理者の事業提案書として、読みやすさ・わかりやすさを重視して作成してください」
- 出力フォーマットを決める
「見出しH2・H3で区切り、箇条書きで要点整理してください」
- トンマナ(トーン&マナー)を指示する
「行政審査員向けで、です・ます調、丁寧だが簡潔な表現にしてください」
🤝 AI×人間で“最強の提案書”を
AIが生成したドラフトは“素晴らしいたたき台”です。 そこにあなたの
- 現場感覚
- ローカル知識
- 人間的な熱意
を乗せることで、初めて「勝てる事業計画書」になります。
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ご活用ください。他記事誘導リンクのまとめ枠デザインなども必要でしたらお知らせください。
🔥 まとめ
- 読みやすさ・わかりやすさは、審査員に“伝わる”ための最重要要素
- ビジュアルで感情に刺し、文章で論理を補強
- AIに下書きを任せ、人間が最後に整えることで最強提案書が完成
🚀 AI指定管理者では、これからも指定管理者のAI活用ノウハウを惜しみなく発信していきます。ぜひブックマークしてください!
📝 この記事があなたの挑戦を後押しする第一歩になれば幸いです。 ヤマザキでした。また次回!

指定管理者制度に携わる皆様の業務効率化と採択率向上をサポートする記事をお届けしています。
ヤマザキは2004年から大学で指定管理者制度を研究し、
2010年からの10年間は、指定管理/PFI/PPPのコンペや運営現場の最前線に立ち続けてきました。
その後はスタートアップとの協業や出資、ハッカソンも数多く主催。「現場」と「未来」双方の知見を活かした情報発信を行っています。
その経験をもとにした本サービス「指定管理者制度AI」では、実際にAIを活用した提案書・企画書作成サービスを展開。 豊富な採択事例データベースと高度な自然言語処理技術により、要点整理から文書構成の最適化まで包括的にサポートします。
自治体要件の読み取り、競合分析、予算計画の策定など、指定管理者応募に必要な業務を効率化し、 質の高い提案資料を短時間で作成できる専門AIツールを提供しています。