
【保存版】評価される事業計画書とは? 極意その3「 ロジック!ロジック!ロジック!」
指定管理者事業計画書の評価を飛躍させる「ロジック構築術」を徹底解説。理念から具体策まで大項目から小項目へ落とし込むことで、審査員に伝わる提案書が作れます。さらにAI活用でロジックツリーを瞬時に生成し、構造的・論理的な文章を高速出力する方法も紹介。論理が弱いと悩む方必見。AI×ロジカルシンキングで、あなたの提案書は最強の武器になる。
公開日2025/07/10
更新日2025/07/15
目次
こんにちは。ヤマザキです。
今日は、指定管理事業提案書で評価を上げるための**「8つの法則」第3弾**をお届けします。
🎯 この記事はこんな方に刺さります
- 行政審査員に「読みやすい!わかりやすい!」と思わせたい
- 書類審査で最後いつも競合に負ける
- 「もっとロジカルに書け」と上司に言われるが、どう直せばいいかわからない
- AIに文章を書かせる前に、自分の“文章の解像度”を上げたい
📝 結論:ロジックは武器。大項目から小項目へ落とし込むだけで提案書は格段に強くなる。
指定管理事業計画書は、論理の階段をつくる作業です。
なぜなら、行政は忙しい。読み手が5分で理解できる構成でなければ、どれだけ素晴らしい取り組みでも評価されません。
しかも、誤解される表現はトラブルの元。 運営開始後に「提案書にはこう書いてましたよね?」と指摘されて青ざめる…。 そんな事態を防ぐためにも、ロジックを磨きましょう。
🔍 ロジカルシンキングを取り入れよう
読み手と書き手の認識がズレないこと。
これが鉄則です。
- マイナスに勘違いされる → 評価が下がる
- プラスに勘違いされる → 運営開始後に炎上する
どちらも最悪です。
だからこそ、「書いたことを正確に理解してもらえる表現・構造」にこだわるべきです。
🏗️ 大項目から小項目へ分解する思考法
提案書構成の鉄板フローはこれです。
- 理念(我々は何者か、どんな価値を提供するのか)
- 運営方針(理念を実現するための全体戦略)
- 施設テーマ・要求水準・課題の整理
- 各テーマ・課題ごとの取り組み姿勢(課題にどう向き合うか)
- 具体的取り組みとその効果(施策→成果ストーリー)
- 取り組みの具体化・補足(運用詳細や事例)
例えば、文化施設なら、
- 理念:地域文化の継承と創造
- 運営方針:地域住民参加型プログラムを軸にする
- 課題:若年層来館率の低迷
- 取り組み姿勢:若年層が来館動機を持つ企画を実施
- 具体策:学生向け演劇ワークショップ
- 補足:指導講師の確保方法、集客目標数値
このように、上段から下段へスムーズにつなぐことが命です。
🧭 役割階層で考える
もう一つの切り口がこれ。
- 大項目:会社として、経営者としての意思・哲学
- 中項目:マネジメント部門、本社担当としての支援体制・管理体制
- 小項目:現場スタッフとしての日々の行動計画
審査員にとって、「この会社は現場レベルまで落とし込めてる」と感じられる提案書は説得力が段違いです。
🤖 AIはロジック構築が大得意
ここで朗報です。
AIは、この論理階層・構造思考が超得意です。
例えばChatGPTに、
「理念→運営方針→課題→取り組み姿勢→具体策→補足」
この順番で文化施設の若年層来館率向上施策を提案してください。
と指示するだけで、一瞬でドラフトが完成します。
💡 よほど文章に自信がある人以外は、AIドラフト→人間仕上げが最適
AIは構造を守りながら大量出力できますが、細かいニュアンスや現場感には弱い。
だからこそ、
- ドラフトはAIに任せる
- 最終仕上げは自分で行う
このハイブリッドが最強です。
🌳 AIとロジックツリーを一緒につくろう
🔎 ロジックツリーとは?
物事を階層構造で分解し、抜け漏れなく整理するフレームワークです。
✏️ 書き方の基本
- Whyツリー(原因分析型):課題→原因→原因の原因…
- Howツリー(施策分解型):目的→手段→具体策
指定管理業界では、要求水準や課題分析をWhyツリーで、施策検討をHowツリーで整理すると抜群に伝わりやすくなります。
🤝 AI活用方法
例えば、
「〇〇体育館の利用率低迷の原因をWhyロジックツリーで分解してください」
と聞けば、ChatGPTは即答してくれます。
また、手書きしたロジックツリーをPDFで読み込ませ、
「このロジックツリーがMECEかどうか確認して、改善点を提案してください」
と指示するのも効果的です。
🚀 文章出力前にAIと“論理を握る”と、提案書のレベルが一段上がる
構造が定まらないまま書き始めると、論理が迷子になります。 AIと一緒にロジックツリーを作ってから書く。この習慣が武器になります。
⚠️ 注意:AIに書かせるなら、文章と構造への自分の解像度を上げよ!
AIは命令通りに動きます。 しかし、そもそも指示内容がズレていたら、ズレた文章が大量に生成されるだけ。
最終責任を持つあなたが、
- 論理構造
- 文書表現
- MECEの観点
を理解していることが重要です。
📚 おすすめ書籍
✅ まとめ:ロジックは提案書の骨格。AIと共に“論理の階段”を組み上げよう!
今日のポイント
- 指定管理計画書は論理階層で構成せよ
- 大項目→小項目で書くと説得力が増す
- AIはロジック構築が得意。ツリー生成で最大活用
- 最終仕上げは現場感と熱意を込める人間の仕事
次回は【法則④ 読みやすさ・わかりやすさが命!行政審査員に“伝わる”文章術】をお届け予定です。
🚀 AI指定管理者では、これからも指定管理者のAI活用を後押しする記事を更新していきます。ぜひブックマークしてチェックしてください!
📝 この記事が、あなたの事業計画書作成を一歩進化させるきっかけになれば嬉しいです。 ヤマザキでした。また次回!

指定管理者制度に携わる皆様の業務効率化と採択率向上をサポートする記事をお届けしています。
ヤマザキは2004年から大学で指定管理者制度を研究し、
2010年からの10年間は、指定管理/PFI/PPPのコンペや運営現場の最前線に立ち続けてきました。
その後はスタートアップとの協業や出資、ハッカソンも数多く主催。「現場」と「未来」双方の知見を活かした情報発信を行っています。
その経験をもとにした本サービス「指定管理者制度AI」では、実際にAIを活用した提案書・企画書作成サービスを展開。 豊富な採択事例データベースと高度な自然言語処理技術により、要点整理から文書構成の最適化まで包括的にサポートします。
自治体要件の読み取り、競合分析、予算計画の策定など、指定管理者応募に必要な業務を効率化し、 質の高い提案資料を短時間で作成できる専門AIツールを提供しています。